①はじめに

スポーツは、⽇々の⽣活に楽しみを与えてくれるものです。また、⼦どもたちにとっては、⼼と⾝体を成⻑させてくれるものでもあります。
いま、新型コロナウイルスの感染拡⼤防⽌のため、スポーツを思う存分楽しむことが難しくなっています。このような状況が⻑く続くと、⼦どもたちの⼼の健康が損なわれるだけではなく、⼼と⾝体の成⻑の機会が失われ、⼦どもたちの将来にも⼤きな影響が出てしまう恐れがあります。
このような背景を踏まえ、⼦どもたちが⾃宅などの⽣活環境のなかでスポーツに親しみながら、⽬標を⽴てて⾃らを成⻑させる⼒を養うきっかけとなるようプログラムを策定しました。
新型コロナウイルスの感染拡⼤防⽌を図りながらも運動習慣を維持し、また、スポーツを思う存分楽しめる⽇々が取り戻せた後にも、選⼿としても⼀⼈の⼈間としても成⻑し続ける⼟台づくりとして、プログラムが活⽤されることを願っています。

②プログラムの特徴

このプログラムは、身近な環境でチャレンジできる体力テストによって目標を設定し、記録を伸ばす過程を経験することで、運動習慣を維持することに加え、目標を達成する力を伸ばすことを目指しています。
本プログラムへの参加を通じて、スポーツを楽しみながら体を動かしていただき、技術や体力のみならず、思考力・判断力や主体性・やりきる力といった「非認知的能力」を伸ばし、お子様が心身ともに大きく成長するための土台づくりを支援致します。
また、お子様が夏休みを健康的に過ごせるよう保護者の皆様向けにも情報を発信していきますので、親子でも参加できる内容となっています。

③非認知能力を伸ばします

グローバル化の進展、AIなどの科学技術の進歩といった激しい社会変化を背景に、ますます多様化していく未来の社会を生き抜くためには、「非認知能力」つまり「心の豊かさ」を育むことが重視されるようになりました。
具体的には、意欲的に物事にとりくむことができる力、人と協力しあえる力、自分で考えることができる力、新しい発想ができる力、根気強くやり抜くことができる力、人の気持ちを思いやることができる力……などなど。つまり、非認知能力とは「感情や心の豊かさ」に深く関連する力なのです。
子ども時代に非認知能力を育むことによって、認知能力も高められ、さまざまな知識や技能を習得し、「未来に生かせる力」となっていくのです。

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